活動案内:「中医診断学における診察技法」講習会

中医診断学は中医学の理論と臨床を結び付ける重要な学科であり、診法と病証辨別からなる。診法は疾病が各方面に現れた症状と徴候を診察する基本方法である。診察の手段により、疾病の病因病機が把握でき、それに従って辨証論治に根拠を与える。中医診断学は望・聞・問・切(四診)という独特な診察方法を持ち、それぞれ違う角度から病状を評価して臨床資料を収集することで、そこに独自の方法と意義がある。臨床では生体の状況も病状の反応も多種多様であり、それらを精確に識別するため、診察方法は何よりも臨床経験が大切な技能とされている。詳細で実用的な教本も少ないし、独学だけでは習得し難いのが現実である。

今回の講習では、中医診断学の原理と原則を解説した上、望診を主として聞診・問診・切診の内容と意義を講義し、専用のテキストや実際の映像、講師の詳しい経験も交えることにより、正確に診察技法と分析方法を実践に応用できるまで指導する。

また、講習終了時には特定非営利活動法人伝統医学教育会の修了証書を授与する。

主 催:特定非営利活動法人伝統医学教育会

講 師:陳 志強 医学博士

日 程:全8回 月1回 日曜日午前10時30分~13時00分(計20学時間)

    ① 04月21日 中医学診断学の総説、診法の概説、全身望診;

    ② 05月26日 全身望診(望神、望色、望形体、望姿態);

    ③ 06月23日 全身望診総括、局部望診(望頭部顔面部);

    ④ 07月21日 局部望診(望五官、望体躯、望四肢、望二陰、望皮膚);

    ⑤ 09月08日 局部望診総括、望排出物、望絡脈;

    ⑥ 10月06日 舌診(望舌体、望舌苔、舌診の臨床応用);

    ⑦ 11月10日 聞診(聴音声、嗅気味)、問診;

    ⑧ 12月08日 切診(脈診、按診)。

場 所:東京都千代田区外神田6-4-5-401  NPO法人伝統医学教育会事務所

交 通:営団地下鉄銀座線 末広町駅4番出口より徒歩4分

    営団地下鉄千代田線 湯島駅5番出口より徒歩5分

    都営地下鉄大江戸線 上野御徒町A4番出口より徒歩8分

    JR御茶ノ水駅・秋葉原駅・御徒町駅より 徒歩10分~12分

定 員5名以上で開講 9名まで

費 用:73,000円(テキスト代などを含む)。当会会員は8,000円割引。

振込先:特定非営利活動法人伝統医学教育会

    郵便貯金総合口座 10100-55927971

申込み:NPO法人伝統医学教育会事務局  FAX 03(5816)5235

締切り:2019年3月31日まで。