現代の日本は過労、ストレス社会と言われ、日常の生活や仕事から疲れが溜まっています。何となく頭痛、耳鳴り、眩暈、倦怠感、肩凝り、手足の冷えなどの不定愁訴が多く見受けられます。しかし症状が明らかなのに、病院で検査しても何も出ない、病気ではないと診断を受け、治療の方法もないと言われます。
 しかし、この状態は中国伝統医学では病気とされ、漢方薬、針灸、推拿、気功、導引 薬膳、養生などの方法を用いて人間が本来備えている自然治癒力を高め、臓腑・経絡気血の陰陽平衡を整え、心身共に健康な状態に戻そうと考えます。まさしく現在の日本社会において中国伝統医学は非常に重要な意義があります。
 本来中国伝統医学は、その独特な理論体系により、師から弟子へ受け継がれてきました。師の知識と医術だけでなく、患者さんに対する接し方、話し方、そして考え方を伝えて行く学問であるため、現代の教育方法ではなかなか優秀な人材を育てられないのが現状です。
 NPO法人伝統医学教育会は、このような中国伝統医学の思想や理論及び医術経験の日本における教育普及に全力を注いでおり、皆様のご健康に大きくお役に立てることを目指して活動しています。



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[健康知識] - 2016年6月10日:梅雨季節における健脾利湿法(一)
[健康知識] - 2015年9月22日:秋季下痢に対する温灸法

梅雨季節における健脾利湿法(一)

日本の気候は、一年中湿気が強い特徴を持つ。特に梅雨の季節は降雨が続き、炎熱による蒸発で湿気が満ちている。湿気が体内に蓄積されると、身体に様々な病証を引き起こし、頭重体倦、目眩、浮腫、大便溏薄、小便不利などの湿邪停滞の症状を来たす。更に一部の慢性疾患や難治疾患を誘発する源となる。

中医学的には、五臓の中で脾臓が主に湿邪運化の役割を担っている。湿邪による病証を予防するためには、湿気の侵入を防ぐほか、体内に蓄積した湿気を排除しなければならない。ここでは、脾気を健常にさせて体内の湿邪を除去するための重要な二種類の簡単な食物を紹介する。その二種類は食物でありながら、その組合せによって健脾祛湿の効能を非常に高める。茶代わりに飲んだり、食事として食べたりすることで湿気の強い梅雨季節の健康維持に役立つ。


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