現代の日本は過労、ストレス社会と言われ、日常の生活や仕事から疲れが溜まっています。何となく頭痛、耳鳴り、眩暈、倦怠感、肩凝り、手足の冷えなどの不定愁訴が多く見受けられます。しかし症状が明らかなのに、病院で検査しても何も出ない、病気ではないと診断を受け、治療の方法もないと言われます。
 しかし、この状態は中国伝統医学では病気とされ、漢方薬、針灸、推拿、気功、導引 薬膳、養生などの方法を用いて人間が本来備えている自然治癒力を高め、臓腑・経絡気血の陰陽平衡を整え、心身共に健康な状態に戻そうと考えます。まさしく現在の日本社会において中国伝統医学は非常に重要な意義があります。
 本来中国伝統医学は、その独特な理論体系により、師から弟子へ受け継がれてきました。師の知識と医術だけでなく、患者さんに対する接し方、話し方、そして考え方を伝えて行く学問であるため、現代の教育方法ではなかなか優秀な人材を育てられないのが現状です。
 NPO法人伝統医学教育会は、このような中国伝統医学の思想や理論及び医術経験の日本における教育普及に全力を注いでおり、皆様のご健康に大きくお役に立てることを目指して活動しています。



[お知らせ] - 2017年8月12日:「針灸臨床実用参考書 経穴性能主治」 教本出版のご案内
[お知らせ] - 2017年2月27日:平成29年度講習会のご案内
[健康知識] - 2017年10月17日:保命之法、艾灸第一
[健康知識] - 2017年9月15日:秋に最も適切な食物18宝

保命之法、艾灸第一

秋が深まり、天気が少しずつ寒くなって来た。この自然界の陰盛陽衰への変化に伴い、身体の陽気も体内に集結して冬の潜伏状態に変わっていく。そのため、これからの季節は温灸による保健養生が相応しく、特に痩弱虚損や陰寒凝滞など、薬が届かず針が達せない病に対し、艾灸は独特な効果が得られる。

艾は性が温で、味が苦辛、肝脾腎に帰経する。薬効として、祛風燥湿・温経散寒・行气活血・消・回阳救逆・止血安胎の効能がある。日本はヨモギを食する習慣があり、また従来温灸法を活用してきたが、これは年中湿気の強い環境に対応するためだと考えられる。

健康増進・疾病予防のため、下記の経穴が重要である。


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