現代の日本は過労、ストレス社会と言われ、日常の生活や仕事から疲れが溜まっています。何となく頭痛、耳鳴り、眩暈、倦怠感、肩凝り、手足の冷えなどの不定愁訴が多く見受けられます。しかし症状が明らかなのに、病院で検査しても何も出ない、病気ではないと診断を受け、治療の方法もないと言われます。
 しかし、この状態は中国伝統医学では病気とされ、漢方薬、針灸、推拿、気功、導引 薬膳、養生などの方法を用いて人間が本来備えている自然治癒力を高め、臓腑・経絡気血の陰陽平衡を整え、心身共に健康な状態に戻そうと考えます。まさしく現在の日本社会において中国伝統医学は非常に重要な意義があります。
 本来中国伝統医学は、その独特な理論体系により、師から弟子へ受け継がれてきました。師の知識と医術だけでなく、患者さんに対する接し方、話し方、そして考え方を伝えて行く学問であるため、現代の教育方法ではなかなか優秀な人材を育てられないのが現状です。
 NPO法人伝統医学教育会は、このような中国伝統医学の思想や理論及び医術経験の日本における教育普及に全力を注いでおり、皆様のご健康に大きくお役に立てることを目指して活動しています。



[お知らせ] - 2016年2月25日:平成28年度講習会のお知らせ
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[健康知識] - 2016年7月21日:初伏時期からの陽気保養
[健康知識] - 2016年6月10日:梅雨季節における健脾利湿法(一)

初伏時期からの陽気保養

一年中最も暑い三伏の季節に入り、初伏は陽気の保養が最も重要です。盛夏の季節には陽気が体表に集まり、体内の陽気が弱い特徴があります。炎熱の夏季は陽気が旺盛ですが、生体の内部は陽気空虚で寒冷の状態に陥っています。

故に《黄帝内経》では「春夏養陽,秋冬養陰」という養生原則を提唱しています。夏季では、陽気が体表に集まっているため、外界から傷められ易いです。そこで、最初段階の脾胃温補から手を入り、健康養生に工夫しなければなりません。以下、簡単で効果的な温陽保養脾胃のための薬膳処方を二つ紹介します。


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